高血圧と塩分のお話|天白区の脳神経外科|たけもと脳神経外科

ブログ BLOG

高血圧と塩分のお話

こんにちは

先日、高血圧治療薬の勉強会がありましたので、今日は高血圧と塩分のお話を書こうかと思います。


高血圧は塩分の取りすぎに気を付けてねってよく聞きませんか?
でも、なんで塩分取りすぎるといけないのかな?って、ぼんやりと思っている方、たくさんいると思うんです。


なんで塩分の取りすぎがいけないのかというと・・・

人の体の中では、水分と塩分が一定の濃さで保たれています。
体内の塩分が増えると、塩分の濃度を下げようと、体内の水分量も増えます。
そうすると、血液量が増え、血管にかかる圧力が増し、血圧が上がってしまうのです。
血圧が上がると、血管や心臓の負担が増えるし、動脈硬化も進みます。
様々な病気を引き起こす原因になるので、高血圧は怖い病気なんです。

日本人の食塩摂取量は約9.9グラムと言われています。
世界の中でも多いほうだそうです。
でも、高血圧治療ガイドラインでは、1日の摂取量は6グラム以下が推奨されており、目標と現実に大きな差があります。


醤油、味噌なども塩が使われているので、どうしても日本人は塩分摂取量が増えてしまいます。
減塩しながらおいしい食事を楽しみたいですね。

勉強会で減塩のレシピ集をいただきました。
ご興味のある方はご紹介できますので、スタッフにお気軽に声をかけてください。
なかなかおいしそうで作りやすそうなレシピ集でしたよ。