院長のご紹介|天白区の脳神経外科|たけもと脳神経外科

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院長のご紹介

院長 竹本 将也
Takemoto Masaya

私は2011年4月より、名古屋市南区にあるJCHO中京病院にて脳神経外科医として赴任し、頭蓋内疾患および脊髄疾患の外科的治療の前線に立っておりました。
重篤な意識障害や神経障害を生じた患者様が最終的に社会生活に復帰し、家族とともに喜ぶ姿を見ることに医師としてのやりがいを感じておりましたが、その裏では緊急の外科的治療でも救うことができず、治療室の外で悲観に暮れる家族の姿も多く目の当たりにしてきました。
脳卒中はその多くの症例が、発症した時点でその後の予後が大きく決まってしまう疾患であり、その発症を未然に防ぐことが非常に重要です。そのためには、高血圧、脂質異常症などの生活習慣の管理(一次予防)と、MRIなどの検査を利用した病気の早期発見(二次予防)が非常に重要です。
脊髄疾患は手足のしびれや痛みなどで症状が出現しやすい疾患です。当初は症状が強くないため、軽く考えてしまったり、糖尿病などの他疾患の二次性合併症と判断してしまうこともあります。そのため手足の麻痺や歩行障害まで症状が進行してから、初めて脳神経外科を受診された患者様も多く経験してきました。そのような状態になってしまうと、急いで外科的治療を行っても強い後遺症を残存させてしまい、今までの健康的な生活を取り戻すことができなくなってしまいます。

過去に目の当たりにしてきた様々な悲劇を、今後少しでも減らすことができないかと以前より自問しておりましたが、地域の皆様により近い場所で今までの経験と知識を生かすことが、その答えに繫がるのではと考え思い立ちました。今回、天白区元植田の地にて開業することとなり、来院される患者様の心に寄り添うこととともに、脳卒中予防および各疾患の早期発見に努め、周辺地域の皆様の安寧な生活を維持することに貢献できたらと考えております。

略歴
平成9年3月
愛知県立岡崎高等学校 卒業
平成9年4月
名古屋大学医学部医学科 
入学
平成15年4月
社会保険中京病院(現 JCHO中京病院) 就職
平成20年4月
名古屋大学医学部大学院 
入学
平成23年4月
社会保険中京病院(現 JCHO中京病院) 就職
令和5年11月
たけもと脳神経外科 開院
資格
  • 脳神経外科専門医・指導医
  • 臨床研修指導医
  • 日本脊髄外科学会認定医
  • 脊椎脊髄外科専門医
  • 日本神経内視鏡学会技術認定医
所属学会
  • 日本脳神経外科学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳卒中の外科学会
  • 日本頭痛学会
  • 日本脊髄外科学会
  • 日本神経内視鏡学会