片頭痛と脳卒中のお話|天白区の脳神経外科|たけもと脳神経外科

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片頭痛と脳卒中のお話

こんにちは
新緑の季節になりました。当院の植木も青々と茂っております。
お花も咲いているんですよ。

わかりますか?

名前もわからないお花ですが、可愛いです。



さて今回は、脳卒中ガイドラインに片頭痛と虚血性脳卒中について気になる記載があったので、ご紹介です。


片頭痛とは・・・頭部の血管が拡張し、炎症を起こして痛みが発生すると考えられており、ズキンズキンと脈打つような痛みが繰り返し起こります。吐き気を伴うこともあります。

虚血性脳卒中とは・・・脳の血管が詰まって起きるもの。主に脳梗塞のことです。


ガイドラインによると(以下引用です)
45歳未満の前兆のある女性の片頭痛患者では虚血性脳卒中発生リスクが2倍、喫煙、経口避妊薬使用では7~9倍、片頭痛の発作頻度と虚血性脳卒中についての研究によると、50歳未満の前兆のある女性の片頭痛患者では年12回超の片頭痛発作で2~10倍に増大した。

と、いうことだそうです。

つまり、45歳未満の前兆のある女性の片頭痛患者では、禁煙、経口避妊薬使用の回避、片頭痛発作頻度の減少は、虚血性脳卒中の予防に効果的であるということなのかなと思いました。
片頭痛と脳卒中の関係。なかなか興味深いお話でした。

頭痛に悩まれている方、たくさんいらっしゃると思います。
当院でも、MRI検査や予防薬のご提案など、お力になれることがありますので、ぜひ一度ご相談ください。


では今回はこの辺で。
暑い季節に向かいますが、皆様、どうぞお健やかにお過ごしください。