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痙攣・ふるえの
代表的な疾患

顔面痙攣

顔面痙攣は自分の意志とは関係なく顔がピクピクと動いてしまう病気です。片側だけに起こることが特徴であり、ひどい場合には一日中ピクピクすることがあります。この症状は、小さな脳動脈が蛇行し、それが顔の筋肉の動きを制御する顔面神経の一部に圧迫や刺激を与えることで引き起こされます。

本態性振戦
(ほんたいせいしんせん)

本態性振戦は症状がふるえだけの疾患で、手や頭部、声に症状が見られます。動作中や特定の姿勢をとったときにふるえが現れるのが特徴です。ふるえの程度は一般にひどくありませんが、中には日常生活に支障をきたすほど強くふるえることもあります。

てんかん

てんかんは何らかの原因で脳の神経細胞が異常に興奮する病気です。脳腫瘍、脳卒中、頭部外傷、それらの後遺症などが原因で起こる場合(症候性てんかん)と、特定の原因がなく脳波検査だけで診断できる場合(特発性てんかん)があります。てんかん発作にはさまざまな種類があり、手や足が意図せずにふるえるだけの発作や、同時に意識喪失を伴うものもあります。